この記事を読んでいただきたい方
●美術館に興味があるけど、「知識がないから」とためらっている方
●なんとなく美術館に行ってるけど、消化不良を感じている方
どうもー
今回はライフハック、美術のお話です。
最近、行きたい展示が目白押しです!
芸術の秋だから、美術館も展示に力を入れているんですかね。
私は、フランスやその周辺の印象派、ポスト印象派が特に好きなので、このあたりの展示が気になっています。
特に「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜ーモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」は、モネの「睡蓮の池」が来ることと、観光では絶対に行かないだろうイスラエルに所蔵されている作品が見られる、という2点において激アツです!
モネの睡蓮はフランスに旅行した際に訪れたオランジュリー美術館で部屋一面に展示されている様子を見てからというもの、すっかり虜で、200作品以上あるといわれる中で、お気に入りの「睡蓮」を見つけたいなーと思っているわけです。
と、偉そうなことを言っている私ですが、別に美術に造詣が深いわけでは全くありません。
ただの素人です。
そんな素人な私がどんなふうに美術館を楽しんでいるかをシェアしていこうと思います。
美術館に行ってみたいけど、なんとなくハードルを感じる方の参考になれば幸いです。
行きたい展示を探す
まずは行きたい展示を探しましょう。
と言っても、まだ美術館に興味を持ちたての方は、そもそも自分が好きな系統の作品がわからない、ということもあるかと思います。
そういう方は、とりあえず、近所で一番大きい美術館に足を運んでみましょう。
そこには、おそらく国内外、いろいろな時代の作品(油絵、彫刻etc.)が展示されているはずです。
まずは自分の好きな系統の作品を探す旅をしてみましょう。
初回は、作品の背景なんて気にせず、単に自分の美感の赴くままに美術館を練り歩いてみましょう。
もし、興味が引かれるもの、何か心に残る作品があれば、作者とその作品名をメモっておいてください。
既に好きな系統の作品が決まっている方は、それに関連する展示を探してみましょう。
(ちなみに私は、フランス旅行でいろいろ美術館に足を運んだことをきっかけに美術館が好きになったので、「宗教画」「印象派」「ポスト印象派」あたりが好みです。先述の展示イベントも「印象派」「ポスト印象派」あたりの作品展です。)
例えば、「ルノワール」の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」に興味をひかれたとします。
その場合、
- ルノワールに特化した展示がないか。
- ルノワールと同じ時代に生きた画家の展示がないか。
- この作品と同じ系統(印象派)の展示がないか。
という風に探すと、好みの系統に出会いやすくなります。
予習する
好みのタイプや行きたい展示を決めたら、それに関連することを予習していきましょう。
予習と言っても、専門書を読め、というつもりはありません。
(もちろん、読んでもいいと思います笑)
気軽に楽しむのであれば、Wikipediaで十分です!
まずは、「作者」や「作品名」で調べてみましょう。
ご存知の通り、Wikipediaでは、関連するキーワードがリンクされています。
そこから例えば、「ルノワール」と検索してみます。(私の好きな画家トップ3くらいに入る方です。)
すると、先述していた「印象派」というキーワードが早速出てきます。
もし、「印象派」という言葉をご存知でなければ、リンク先に飛んで、その言葉の意味を調べてみてください。
全部を理解しようとするときりがないので、最初のキーワードから3階層ぐらいを目安に探索していく、などざっくり基準を決めて調べるとよいと思います。(興味が止まらなければ、どんどん潜っても大丈夫です。)
行く展示の目玉作品は最低限調べていくとよいでしょう!
(先述のイスラエル博物館の展示であれば、「モネ」と「睡蓮の池」については調べていきましょう!)
展示を楽しむ
予習が終われば、展示に足を運びましょう!
(このご時世なので、人気の展示がある場合は、事前予約が必須だったりしますので、要チェックです。)
調べてきたことを頭で思い出しながら、展示を見て回りましょう!
このとき、オーディオガイドを借りるのも一つの手です。
展示の中で、特に著名なものをピックアップして、音声で解説してもらえます。
一方で、作品の背景は予習だけにして、いざ美術館にいるときは(余計な情報を入れずに)しっかり作品を楽しむ、というのもありです。
このあたりは好みもあると思うので、徐々に自分のスタイルを確立していってください!
知ってる作品は、その情報を思い出しつつ、細部まで味わいましょう。
知らない作品でも、自分の心が惹かれるものがあれば、足を止めて鑑賞しましょう!そして、その作品の前を立ち去るときに、「作者」と「作品名」をメモしておきましょう!
復習する
さて、存分に展示を楽しんだ後は、復習をしましょう。
予習でやったことと同じことをします。
実際に展示に足を運んで、気になった作品があれば、それを調べます。
これをすることで、どんどん興味の幅が広がり、新たな興味の範囲の作品を見に行く→さらに興味を持つ作品が増える、というループに入ります。
すると自然といろいろな美術に関する知識が入ってくることになります。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回は、私なりの美術館の楽しみ方をご紹介させていただきました。
深い知識を持っているわけではないですが、この方法で自分の好きな作品や流派を見つけることができ、定期的に美術館や特別展に足を運んで作品を楽しむ、ということができるようになりました。
特別展もさまざまなものがあるので、楽しみが尽きないのもうれしいところです。
みなさまも、「美術」と気負わず、楽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ほなねー
後日追記、「甘美なるフランス」行ってきました!
先述していた「甘美なるフランス」に先日足をはこびました。
個人的に良かった点は、
- モネの「睡蓮」が見られたこと。
- ルノワールの「アネモネ」がよかった!もともと、「春の花束」という作品の色彩が大好きなのですが、同じくルノワールの花の作品で、柔らかな色彩が光った作品でした。