就活生&新社会人向け!法務部が語る、学部卒で企業法務に入る方法と仕事内容

どうも、Champignon(きのこ)です。Champignon

今回は、法務部のお話です。

この記事を読んでいただきたい方
●法務部がどんな仕事をしているか知りたい方
●「学部卒」だけど新卒で法務部に入りたい方

私は、学部卒で新卒から法務部に4年間勤めているので、その経験からいろいろとお話していきたいと思います。




法務部の仕事内容

法務部での仕事は、大きく以下のように分類されます。(色付きの部分が特に主たる業務です。)

  • 契約審査・法律相談
  • 法令調査
  • コンプライアンス(社内啓発等)
  • プロジェクト参画
  • 訴訟等の紛争対応

以下でそれぞれについて詳細にご説明していきます。

契約審査・相談

これは3つの主な業務のうちでも、もっとも比重が重いものになります。

会社は日々たくさんの契約をしています。
営業の人が受注してくるもの、研究の人が購入する機器、他者との提携etc…

受発注や売買、提携の話し合いなどは通常友好的に行われるので、法務以外の方から見ると、

なぜ契約をわざわざ審査されないといけないのだろう??
先方の担当者も
『お互いに頑張りましょう!』と友好的だったのに。
しかもこの案件は早く進めたいから、稟議さっさと通したいんだけど。

と思われることが多いと思います。

しかし、いざ契約書を見ると、
先方の営業が言っていたこととは違うことが記載されていたり、またこちら側に著しく不利な条件(例えば「なにかあったときに、損害賠償請求できない」など)が含まれていたりします。

どの企業も、当然「自社に多くのメリットを、少ないリスクを」と考えて契約条件を定めています。
それに気づかずに契約を締結してしまうと、知らないうちに大きなリスクを抱えていることがあります。

そのため、法務が契約を審査して、必要があれば条件の修正を依頼することがあるのです。

法令調査

これは、主に会社が新規ビジネスを開始するときに求められる役割です。

その業界や開始するビジネスによって適用される法律はさまざまですが、一度にいくつもの法律を横断的に検討する必要がある場合があります。
また、行政の許認可が必要な場合には、その申請を行うこともあります。

また、法律には改正があります。また、裁判所の判決によって解釈が変更されることがあります。
そのため、一度調べて新規ビジネスを開始したら、そこで仕事が終わりではなく、常に情報を収集し、対応していく必要があります。

コンプライアンス(社内啓発等)

最近よく叫ばれているコンプライアンスについても法務に役割があります。
例えば、社内啓発等を定期的に行い、社員の意識を醸成していくことなどがあげられます。

しかも、全社に対して一律で行う啓発(全員に関係があること、「インサイダー」など)に加えて、
特定部署だけがかかわる啓発(個人情報保護法など)も行うことがあります。

そして、これらの主な業務に加えて突発的に以下のような業務が発生します。

プロジェクト参画

例えばM&AやJV設立などがあります。

これらには当然契約が発生するので、契約審査としての役割がまず求められます。
これに加えて、買収先のデューデリジェンス(DD)や、弁護士との連絡などが法務の役割としてアサインされます。

訴訟等の紛争対応

その名の通り、裁判が起こったときの対応です。

日本だと裁判が起こることは、アメリカと比べて少ないですが、
権利侵害の警告を送ったり、送られたり、ということは一般の方が想像される以上にしばしば行われております。

その対応や警告書のドラフトなども法務の役割です。

法務部にはどんな人が多いの?

法務部と聞かれるとどのようなイメージがありますでしょうか??

わたしがよく友人や知り合いから言われるイメージは、

「弁護士がいっぱいいて、全員まじめ」です。

しかし、後述しますが、法務部に入るために弁護士資格は必須ではありません!!!

法学部卒でも法務部に入ることができます。

ただし、法令調査のところでも言及したように、法改正や判例を追いかける必要があるため、勉強熱心な方が向いていると思います。

法務部員にはどうやったらなれるの?

大きく2つの方法があります。

    • 総合職で入社して、法務部への配属を希望する。(学部卒向け)
    • 法務部募集で入社する。(経験者・司法試験合格者向け)

それぞれ、
前者が「学部卒向け」後者が「法務経験者・司法試験合格者向け」
となります。

もう少し厳密にいうと、
学部卒の新卒から、「法務部へ直接入ること」はめちゃくちゃハードルが高いです。

といいますのも、
「法務経験者・司法試験合格者」を採用するよりも、「学部卒」を採用するメリットがほとんどないからです。

では、新卒でどうしても法務部に入りたい人(私がそうでした。)はどうすればよいのか。
端的に申し上げると、「弱点を補って」「強みを強調する」という当たり前のことですが、私が行った具体的な方法をこのあとご紹介していきたいと思います!

学部卒が法務部募集で入社する具体的な方法

  1. 司法試験合格者に負けない知識があることを証明する。
    学部卒で法務部募集の面接を受ける場合、司法試験に合格した人や法務部での経験がある人と戦うことになります。

    その方たちと同じくらい法律知識をつけるのは難しいことですが、それでも、見劣りしないだけの法律知識は身に着けておく必要があります。

    その方法として、私がおすすめするのは、学生のうちに法律系の資格を取得することです。
    いくら学部のうちにいろいろ勉強したことをアピールしても、
    結局、30分や1時間程度話しただけでは、その人の法律知識の深さなど計ることはできないので、資格を見せてしまう方が手っ取り早いです。

    私が取得したおすすめの法律系資格をこのあとご紹介します。

  2. あなたを育てたいと思わせる。
    学部卒のメリットとして、「若い」というのがあります。

    司法試験を受験した人(ロースクールに通っている人)と比べると、
    2年以上多く実務経験を積めることになります。


    会社に対して、若さを活かすことで、自分がその期間で大きく成長できることをアピールすることができれば、勝ち目が出てきます。

おすすめの法律資格3選

学部卒で取得できて、かつある程度の難易度(法律知識があることをアピールできる資格として、私がおすすめするのは以下の資格です。

  • 司法書士試験
  • 行政書士試験
  • ビジネス法務検定2級

本気で法務に入りたいと思われるのであれば、
司法書士をとることをお勧めします。
司法書士に合格できれば、行政書士はノー勉で受かります。

最後に

いかがだったでしょうか?

もしご質問等がございましたら、遠慮なくご連絡いただけると幸いです。

ほな、さいなら。




このブログを書いている奴

どうもー Champignonです。

このブログでは、法律プログラミング英語・フランス語をメインに、私が学んだことをシェアしていきたいと思います。

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