この記事を読んでいただきたい方
●DELFや仏検などのフランス語を学習するときにPCを使っている方
●ビジネスや友人とフランス語でメール等のテキストのやり取りをする必要がある方
どうもー
今回はフランス語のお話です。
私はフランス語の勉強をちょくちょくやっているのですが、そんな私の最近の悩みが、
「PCでフランス語入力するのめんどくさい!!!」ということです。
私はもっぱら語学はPCで勉強しております。
例えば、Google DictionaryやDeepLを活用して海外のニュースサイトを読んだり、Anki用のファイルを作ったり、YouTubeでリスニングをしたり、HelloTalkなどでアウトプットの練習をしたりしております。
この中で特に、Ankiを使うときと、HelloTalkを利用するときの困りごとだったのですが、フランス語のアクサン記号などを変換するのが非常にめんどくさかったのです。
最近はDELF B2取得後の勉強としてアウトプットを意識しているだけに余計にフラストレーションを感じます。
これまでネットなどを参考に
- キーボード設定を「フランス語(カナダ)」に変更する。
- アクサン記号のテキストをコピペして貼り付ける。
- 変換したい文字を「Shift+矢印」もしくはカーソルを動かして選択して変換候補からアクサンテギュなりを選択する。
(ex:「e」を入力して、選択して、キーボードの「変換」を押して、目的の文字「é」を選ぶ。)
しかし、どれも非常にめんどくさい!!
とても令和の所業ではないと思います。もっと完結にスピーディーに入力する方法がないかと考えて、(私が知る限りでは)今までにない、そして(おそらく)めちゃくちゃ楽な入力方法を考え出しました!!!!!
この記事では、その方法についてシェアしたいと思います。
最後までお付き合いいただけますと幸いです!
Google 日本語入力を使う!
この方法ではGoogle日本語入力を使いますので、インストールを行ってください。
このソフトは、デフォルトでWindowsに入っているIMEよりも日本語の候補の精度がよいのと、過去に入力した情報を覚えておいてくれて優先的に候補に出してくれたりして、フランス語入力をしない場合でも便利なので、入れておいて損はないと思います。
インストール方法については、主題ではないので、別の記事を参照していただけますと幸いです。
といっても、めちゃ簡単で、サイトにアクセスして、指示に従ってインストールするだけです。
辞書機能を使う!
インストールが完了したら、右下に表示されている六角レンチみたいなアイコンを押してください。
下の画像の一番右のアイコンです。
すると、辞書ツールとか、単語の追加、みたいな選択肢が現れてくると思います。
なので、辞書ツールを開きます。
すると上のような画面が現れます。
あとは、
- 左上の「Add(追加)」で単語の入力欄を増やす
- 「Reading(読み方)」の項目に特殊文字を表示するためのキーワードとなる言葉を入力する。
- 「Word(単語)」に表示したい特殊文字を入力する。
- 「Category(カテゴリー)」は何でもいいです。
これだけで設定は終了です。特殊文字を入力するのが少し面倒ですが、画像を見ていただいておわかりの通り、たかが14文字程度で、いままでのめんどくささに比べるとたかが知れたものだと思います。
Points
- 「Reading」に入力する文字は何でもいいですが、さっと入力できる、というメリットを最大限利用するために、他の候補がまったく出てこない文字列にするべきだと思います。例えば、「もじ」というキーワードにしてしまうと、「文字」や「文字列」など余計な候補がでてきて、うっとおしいです。
たったこれだけの作業で、フランス語の特殊文字がこれまでとは比べ物にならないくらい簡単になります。
実際にやってみると、
お菓子ってフランス語で書きたい。
→「gff」と入力する。「Tabキー」で候補を表示する。→「gâ」を選択する。→「gâteau」の残りの文字を入力する。
これで終わりです。
応用:フランス語をさらにドライブさせる方法
さて、ここまでの一瞬でできる方法でも、これまでの煩わしさから開放されたと思います。
しかし、ここからさらに協力にフランス語入力をドライブさせる方法をご紹介します。
それは、「フランス語のすべての単語を辞書に登録してしまうことです!」
一見途方もない方法ですが、今は令和です。
フランス語の全単語のテキストデータなど、腐るほど転がっています。
フランス語の全単語のテキストデータを拾ってきて、「Google 日本語入力」が求める適切なデータ形式に整えてやり、それをぶちこむだけです。(ただ、データ形式を整えるのが、実は難しいです。詳細は後述します。)
すると、さっきの「gâteau」の入力が、以下の画像のような感じになります。
いかがでしょうか。めちゃくちゃ入力がはかどると思いませんか??
しかも、なんと、「3万3千語」以上が登録されているので、ちょっとトリッキーな活用形まで出てきます!!
まだ、この方法を発見してから、それほど多くフランス語を入力していないので、如何とも言い難いですが、いろいろ試している範囲だと結構強力な入力補助になってくれるのではないかと思います。
ただ、1つだけ欠点として、登録した単語が多すぎるので、目的の単語がパッと出てこないことが往々にしてあります。。。この点に関しては改善方法が見つけられていないので、いいアイデアがございましたら、教えてください!
今のところは、入力を繰り返すうちに、よく使う単語が上に表示されるのを待つか、ぱっと出てこないときは、「ff」を駆使して単語入力を行う、というくらいしかないかなと思っています。
データ形式を整えるときの注意点
さて、メリットを見ていただくために説明を後回しにした「データ形式を整える」ですが、いくつかポイントがあります。
- 文字化けに注意する。(UTF-8とかじゃないとアクサンが文字化けする。)
- Google 日本語入力の辞書として登録するためには、「Reading」、「Word」そして「Category」が必要になります。そのため、単に単語の羅列を引っ張ってくるだけでは「Word」しかないことになるので、「Reading」と「Category」を補ってやる必要がある。
- (なぜかわからないけど、)「Reading」はアクサンなどが入っていると、エラーを吐く。そのため、アクサンなどの特殊文字を取り除いてやる必要がある。(そもそも「Reading」は候補(「Word」)を引き出すための鍵なので、特殊文字はない方が楽)
どうでしょう。めんどくさそうでしょう。
ということで私が整形したデータをこちらに共有させていただきます。
ぴゃぴゃっと作ったので、網羅性や完全性などその他一切の保証はできませんが、ご興味のある方は自己責任で利用いただければと思います。
その他の活用方法のアイデア
さて、今回はフランス語の特殊文字入力のめんどくささを解決するための2つの方法をご覧いただきましたが、このGoogle 日本語入力を活用すると、他にもいろいろなことができそうなことがわかっていただけたかと思います。
その中で私がやってみたいなーと思っていることは、
「日本語を入力すると、それに対応するフランス語が表示される」というものです。もっと端的に言えば、「和仏辞典をGoogle 日本語入力にぶちこむ」というものです。
具体的には、「お菓子」と入力すると、候補として「gâteau」が表示されると面白いなーと思いました。
さいごに
いかがだったでしょうか。
自分なりにはとてもいい方法ができたと思いました。
このおかげで、よりフランス語学習がはかどるのではないかと思います。
もし、他にいい方法がございましたら、ぜひ教えていただきたいです。
ほなね。