法学部卒・一部上場企業の法務部の年収、公開します。【法学部生・就活生必見】

この記事を読んでいただきたい方
●企業法務の年収がどれくらいか知りたい方
●ロースクール生、司法試験合格者、法務部へ転職を考えている方

どうもー

今回は企業法務のお話です。

以前、この記事で法務部の業務をざっくりご紹介しました。
また、法務部のつらい業務をご紹介するような記事も書きました。

私は、
・企業法務歴4年
・国内外問わずいろいろな案件に携わる
・転職して年収100万円アップ

まで実現しています。

その経験から、今回は、
法務部の年収がどのくらいなのかご紹介していきたいと思います。




企業法務遍歴

まずは、私の企業法務での遍歴をざっくりとご紹介していきたいと思います。

  • 法学部の新卒から製薬会社の法務部に就職。
    その製薬会社にて、特許ライセンスやJV、その他の契約審査に従事。
  • その後、一部上場のIT企業の法務部に転職。
    JVやテクノロジー関連の契約審査に従事。

かつては、
「最低でも3年は同じ会社で勤めないといけない」
という風に言われておりましたが、最近はそうではなさそうです。

私は2年半ほどで転職しました。

私の友人でも3年未満で転職している人が多くいます。
(ex:仲のいい9人のライングループがあるのですが、半数以上は転職を経験しています。)

しかも、殊、企業法務においては、
近年のコンプライアンス意識の高まりから、
企業法務の価値も上昇してきており、(体感的にですが)転職しやすくなっています。

加えて、
即戦力が求められることから、
少しでも経験があると喜ばれることが多いです。

企業法務の年収は、、、

それでは、さっそく企業法務の私が、どのくらいの年収をもらっているのか、公開したいと思います。
その年収とは、、、、

  • 1年目 400万円

  • 2年目 450万円

  • 3年目 550万円 ←転職時の交渉にて前年度から100万円アップ

  • 4年目 600万円

こんな感じです。
どうでしょうか。

ちなみに、こちらのページから引用させていただくと、
【20代全体の平均年収は、348万円】
だそうで、倍近くもらえていることになります。

また、同サイトの
【40代全体の平均年収は、510万円】
ということで、
20代で40代の年収も超えていることになります!!

先述の通り、
企業法務の需要はコンプライアンス意識の高まりをうけて上がっている
ということもあります。
それだけではなく、自分でいうのもおこがましいですが、
内資企業でここまでのスピードで昇給するには、
しっかり仕事をこなしていく必要があります。

また、転職したことも、年収アップに大きく寄与しています。
3年目のところにも記載しておりますが、
1社目の製薬会社からの転職時に、
提示された年収から引き上げてもらえるように交渉しました。

結果、
最初に提示された金額から50万円高い年収
オファーを受けることができました。
(買い叩こうとしていたのかな、とイラっともしましたが笑)

転職時に年収交渉できた理由

さて、年収を公開したところで、
おまけ的に、年収交渉をできた理由をお話しておこうと思います。

同じく、転職活動を経た友達に、このことを話すと、

よく、そんなことできるな。

内定消えたら、どうすんの?
大企業なんやから、もったいなくない??

ということを言われたりしました。

しかし、私としては、当たり前のことをしたまででした。

というのも、私が転職を開始したタイミングは、
「絶対にいますぐ転職したい!」
という状況より前の、
「もしかしたら、転職したいかも。。。」
「いい会社・条件があれば、転職したいかも。。。」
というタイミングで始めたからです。

本来、雇用契約とは対等な当事者で締結されるべきで、
不服な条件がある場合、交渉することもできるはずです。

しかし、切羽詰まった状態での転職(パワハラがひどくなってきたり、仕事がつまらないものばかりになったときなど)だと、自分にそのような余裕がなくなってしまいます。

一方で、心に余裕がある状態で転職活動をすると、
「最悪、今の会社でもうちょっと働いてもいいかな。」
というメンタルで転職活動ができるため、交渉などもできるようになります。

そのため、私と同じような、
「もしかしたら、転職したいかも。。。」
「いい会社・条件があれば、転職したいかも。。。」
という気持ちの方は、情報収集もかねて転職活動を始めてみるといいと思います。

さらにダメ押しをするのであれば、About Me!の資格の欄にも記載しておりますが、
私が持っている「司法書士」「行政書士」「ビジネス法務検定2級」
など法律系資格を補強として用いることで、より対等な当事者として交渉がやりやすくなります。
ちなみに英語もTOEIC815点を持っていますが、特にクロスボーダー案件が多いような会社には効果的です。

注意:
対等な当事者たりうるためには、転職先から求められるような人材になることが大前提です。
(別の他の人で代替できる、と思われてしまっては、交渉のテーブルにつけないか、買い叩かれてしまって、終わりです。)
前職で、例えば法務であれば、M&AやJVの案件をこなしたり、クロスボーダー案件を1人で対応できるようになっていたりする必要があります。

さいごに

いかがだったでしょうか?

今回は赤裸々に私の年収を公開してみました。
企業法務を目指している方の将来設計の参考になればうれしいと思います。

ほな、さいなら。




このブログを書いている奴

どうもー Champignonです。

このブログでは、法律プログラミング英語・フランス語をメインに、私が学んだことをシェアしていきたいと思います。